Part12. お正月

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今年は、ボーナスも上向き傾向にあるらしく、日曜日、近郊のショッピングモールでは、じぃいとばぁばも一緒の親子連れが買い物しまくってるお姿をたくさん見ました。
怖気づいてランチも抜きで、早々に立ち去ろうとしましたが、立体駐車場からの脱出に 10 分以上かかってしまう始末で、おっかなびっくり帰ってきました。

自営業の主人を待つ我が家にはもちろんボーナスなどあるわけもなく、世間を伺って初めて認識するような事で……。
が、しかし今年は、主人がサンタになるらしく、中古車屋巡りをしています。その内、クリスマスらしきものも届いてくるのかしら?

今年はクリスマスが週末に重なり、集まり易そうです。次の週末は、年末年始に重なります。前回、クリスマスの準備について語ってみましたので今回はお正月に向かいます。

12 月 26 日あたりから、黒豆・小豆・蒲餅・数の子・レンコン・このしろ・ゆず・金時人参・山芋・他、煮〆の材料、遡って考えて、年越しそばの準備、餅つきの準備などなど、食べ物が中心になっていきます。

お正月の準備や過ごし方は家によって、地方によって色々とは思いますが…我が家の広島県の山口寄りの郷土色の残るお正月について書いてみます。あ、もちろん、この辺りの人達が皆そうやってる訳ではなく、我が家でしかやらないこともあるらしいのですが。

買い物しつつ、多少は大掃除らしきこともやってはみます。悲しい事にあまり結果が出ないのですが、一年触ってなかった所のものを動かしてみたりなんかして、気分のみ満足してしまうのです。

12 月 28 日には、黒豆の準備、もち米 30 kg研ぎます。このしろも三枚におろして酢で〆ておきます。餅つき用の小豆は出来るだけ地物を手に入れます。

勿論絶対今年の物です。古い小豆は煮えにくいのみならず、ひねくさいので。
黒豆は丹波のものもち米は、やはり地物
でももし古いのがあれば水につける時間を永くしたり、調理時間をかければ勿論ちゃんと出来ます。

12 月 29 日には、餅つき道具の準備とあんこ炊き、餅つきに手伝い、又は試食に来てくれる人達のまかない用カレーを作っておきます。
牛筋や切り落としを沢山入れて、しっかりアク取りをしておけば、次の日にはトローリ柔らかく、スープもしっかり出ておいしいカレーの出来上がり!セロリも忘れないで。

12 月 30 日さあ、朝から外で火を焚いて二重のセイロで餅米を蒸します

我が家の餅つきは、石臼で、外でつきます。親戚の分も友人達の分もまとめてやってしまいます。
餅つき参加者しか食べられない‘おろしもち'につられて、家族全員で参加してくれたり、帰省の孫も連れて来てくれる叔母や親元を離れて、一人暮らしの甥っ子達も全員集合です。
早く来た人にあんこを丸めて、あんこ玉を作ってもらいます。 100 個以上作ると思います。小豆1kg位炊くので。

夕方、手が慣れたらお鏡用のおもちをつきます。キメの綺麗な水気の程々のお餅で上手につけたら母登場!鏡もちは、まだ若い者は丸めれません。
よく見て習っておいて、そのうちには綺麗なスベスベのお鏡餅ができるようになりたいです。

…てな訳で、間にお腹の空いた人は大根をすりおろし(竹製の鬼おろしで)、生もちをちぎって入れ、お醤油を少しタラリ。と落としていただく‘おろしもち'や、作りおいたカレーを温めて、勝手に食べます。
でも、常に外に一人は火の守りに残ります。朝からビールも登場しますので、夕方には大人チームはお疲れモードに入りますと、それから先の夜まで続く、凍えながらのつき手は学生チームの登場です。数年続けて来てくれる子達は、年々腕をあげています。
誰でも出来そうだけどつき手の上手、下手はお餅の味や食感に出てしまうので、つい厳しくしてしまいます。1日を通して私の役目は手合わせ(こねる人)なので、1日終わると、手がガサガサになりますが、思いっきり、素手でお餅を触れる役得と楽しんでおります。

出来上がったお餅は、さんざんおすそ分けして1日が終了するのは、眠くなることもしばしば。1年のお礼を言い合って分かれます。

12 月 31 日は、夕食に年越しそばが家族揃っていただけるよう、やり残したことの中から、優先的なことから済ませていきます。年越しそばが終わったら翌日のおせちの準備をしてから、休みます。元旦には、包丁やまな板は使わないで、過ごせるように全て切って材料の準備をしておきます。

元旦以降は、おせちに始まり、お年玉があっちへこっちへ動きます。親戚も動きます。家には主人の兄弟の家族が集まり、他の日には母の兄弟、その子供、孫達があちこちから出入りするので大変なものです。で、私は年末年始に座って見られない…のが当たり前。

出掛けて行く時に、我が家が手土産代わりに持参するのが、黒豆と岩国蓮根を使った‘三杯'と、この辺りで呼ばれている酢のものです。
他の産地の蓮根では、同じ食感にならないのが残念ですが、 3 日位前に酢で〆たこのしろも入ります。一般的にはカブのなま酢や紅白なま酢などかと思うのですが、この辺りは‘三杯'です。

・蓮根は皮を剥いて、丸ごとゆでて火を通しておきます。覚ましてから、薄い小口切りにしておきます。少量の日本酒をふり、色白に仕上げます。

・人参は、花形で抜いて小口切りにし、塩一つまみで和えておきます。

・山芋も皮を剥いて、薄い小口切りにし、大きなボールで塩で和えておきます。少し置いてから、熱湯をかけます。全体に行きわたったら、ザルに上げて水切りしておきます。

・生姜も皮を剥いて、 2 mm角のみじん切りにします。

・このしろは、一口大(小さめ)に切ったものをつかいます。

・干し椎茸は、水でもどして、甘辛く煮切っておきます。(もどし汁で)

三杯酢を作り、椎茸の甘辛く煮たもの以外、全部入れて、手で裏返すように混ぜます。食卓に盛り付けて出すときに椎茸を入れて混ぜます。

・天盛りした上に柚子の皮の千切りを飾っても GOOD !!

実はこれ、郷土料理なのに我が家ではオイシイ!と評判なので、門外不出なのですが、分量以外、お教えしてしまいました。

皆さんのお宅では、正月飾り、どうしてます?

正直に申しますと、我が家は特に飾りません。何も。お鏡餅でお重ねは作りますが、しめ縄などはやらないので、本当は何か作れるものをと思ったけど、これは無理!!

生け花は玄関の外に大きなカメに生けます。家の中は玄関の中の土間や床の間などに。お手洗いにも小さなお花を。是非とも。
花材はお正月用に仕入れてみては?参考までに例えば…。

・・・・・大ぶりな松の枝をドーーンと。松ぼっくりのついた枝も。

・・・・・紅・白・黄色のろう梅。

南天・・・・じゃなくても、赤い実・白い実のつく枝。

・・・・・だったら、濃い色の蘭と合わせても。

椿・・・・・わび助ややぶ椿などがステキ。

オモト

・・・・・花器にしても GOOD 。くま笹も綺麗。

柑橘・・・・何でも枝ごと。又は葉つきのだいだいやレモンなども。仏手柑もあるヨ!

寒牡丹・・・どんな色でもゴージャス。松の枝と合わせると風格あります。

普段使ったことのない方も、是非お正月には水盤やカメに、枝ものを生けて見て下さい。やったことなくても、自分のセンスで!雑誌など参考にすると今時のスタイルが真似できるかも。

最後に、お正月は動かずに食べてしまいがち。昔からそうだったのか、 1 月 7 日に七草粥で胃を休めます。
食べてますか?最近はスーパーでも、パックに入って売っています。すでにセットになって。何をして、七草と言うかご存知ですかよね!「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ。これぞ春の七草。」と。
1年に何度となく母に「ハイ!春の七草は?」と言わされておりました。お餅の入ったお粥に、刻んだ七草を入れて薄味で仕上げます。
七草でも一応ハーブ。伝統の中にも根拠のある健康食材として伝わっています。是非今回は挑戦して下さい!
私は夕方長靴をはいて、田んぼのあぜ道を七草を採って歩き廻る醍醐味も大いに味わっていますケド。

では、よいお年をお迎え下さいませ。

10月 5日

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